連合東京のボランティア活動の歴史

1995年1月17日阪神・淡路大震災発生、連合はただちに救援活動組織を立ち上げました。

連合東京は、その日午前中に緊急会議を行い、①当日の夕方より都内全域でカンパ活動を展開、②救援隊を派遣することとしました。

有楽町マリオン前での募金活動

1995年12月21日来るべき災害に備えるため、連合東京として「防災プロジェクト」を設置

首都東京に大災害が発生した場合を想定し、東京の企業及びそこで働く勤労者がどう対処すべきか、東京都や区市町村との連携や役割分担をどうすべきか、また私たちが経験した阪神・淡路大震災における義援金の募金活動や、現地ボランティア活動などの経験をいかし、組合員が日頃防災対策やボランティア活動にどのように対応すべきかを検討するため「防災プロジェクト」を設置し、1996年10月 7日 、連合東京第12回地方委員会で答申しました。

1997年4月19日第1期連合東京ボランティア・サポートチームを結成以降10期生まで研修が行われる。

ボランティア・サポートチーム結成総会の様子

三角巾を使った応急救護

連合東京ボランティア・
サポートチーム研修の成果

①研修終了後はボランティア・サポートセンターに登録され、高齢者や障がい者など地域や職場で日常的なサポート活動に参加しており、労働組合活動への自発的な参加意識を引き出すことが出来た。

②連合東京ボランティア・サポートチームの研修のみならず、各地方連合会(北海道・千葉・埼玉・神奈川・愛知・徳島)への波及効果

③東京都生協連コープ災害ボランティア研修をはじめとする、他団体や地域の防災訓練に研修トレーナーとして参加

④災害時だけでなく、日常的な会議や活動を通じて、集団としての行動が可能となる(被災地支援等)

主な取り組み

①被災地支援

〈被災地支援〉

1998年 09月 北関東集中豪雨被災地への救援活動

2000年 07月 三宅島火山灰除去作業

2004年 07月 新潟水害被災地支援

2004年 10月 新潟県中越地震被災地支援

2005年 02月 三宅島帰島支援事業開始

2006年 01月 新潟小千谷除雪ボランティア

2007年 10月 新潟中越沖地震被災地カンパ

2013年 10月 大島土砂災害ボランティア

2015年 10月 常総市水害支援ボランティア

1998年9月
北関東集中豪雨被災地への救援活動

2000年7月
三宅島火山灰除去作業

2004年7月
新潟水害被災地支援

2004年10月
新潟県中越地震被災地支援

2005年2月
三宅島帰島支援事業開始

2006年1月
新潟小千谷除雪ボランティア

2007年10月
新潟中越沖地震被災地カンパ

2013年10月
大島土砂災害ボランティア

2015年10月
常総市水害支援ボランティア

新潟県中越地震での炊き出し

大島土砂災害支援

三宅島帰島支援活動

②東日本大震災における連合東京の支援活動

2011年3月11日。東日本大震災発生。連合はただちに災害対策救援本部の設置とカンパの取り組みを決定しました。

発災直後から都内各所でカンパ活動を実施するとともに、災害救援物資の取り組みを行った。

③被災地ボランティア活動への派遣

連合は、政府からの速やかなボランティア派遣についての強い要請もあり、構成組織、地方連合会に対しボランティア派遣の要員確保とともに、ボランティア派遣の取り組みを行うこととなりました。

連合としてのボランティア派遣活動は延べ数にして35,000人にものぼる。家の片付けなどを中心に、炊き出しや救援物資の仕分けなど多岐にわたる活動であった。

④継続した支援の必要性と更なるボランティア活動に対する
 ニーズの高まり

④継続した支援の必要性と更なるボランティア活動に対するニーズの高まり

連合東京第12回定期大会(2011年10月)で活動の振り返りを行いました。一方連合東京各ブロック地協を中心に、風評被害にあった地域の産直野菜などの販売等を行い、その売上金を被災地へカンパする取り組みなども積極的に実施しました。

⑤復興に向けた具体的支援(被災地の子どもたちへの支援)

連合東京に寄せられたカンパ金は、被災地の子どもたちへの支援として、2015年9月、連合宮城のご協力のもと石巻市立湊中学校に学用備品の贈呈を行った。寄贈品はサッカーゴール、卓球台の他楽器など23品目、58点にのぼり、全校生徒を代表して生徒会長よりお礼の挨拶がありました。

大野会長より生徒会長へ目録を贈呈
 

連合東京の他、連合宮城、石巻市教育委員会からも出席、全校生徒を囲んでの記念撮影

そして現在

97年の研修以降、10年が経過し、修了生が500名を越えたことなどから、一定の役割を終えたと判断し、研修は行っていなかったものの、日常的な活動として連合東京VSC(連合東京ボランティア・サポートセンター)は継続して活動してきました。2011年の東日本大震災を契機として更にボランティアの重要性が増し、来るべき首都直下地震に備えるためにも、職場や地域におけるボランティアリーダーを育成する必要があると判断、2012年より研修を再開。毎年春頃、VST(連合東京ボランティアサポートチーム)の研修の募集をしています。

VST(連合東京ボランティアサポートチーム)の全6回の研修が終了すると、VSC(連合東京ボランティア・サポートセンター)のメンバーとして活動をすることができます。

VSCの取り組み

①被災地への継続した取り組み

相馬市の説明

仮設住宅の草取り

作業後の記念撮影

②災害時ボランティア活動にとどまらず、防災・減災に向けた
 取り組みを地域で展開

②災害時ボランティア活動にとどまらず、防災・減災に向けた取り組みを地域で展開

葛飾さくらまつりで防災クイズを実施し、地域の子どもたちへの普及啓発活動

港区総合防災訓練に参加協力
 

連合中央メーデーにおける被災地支援の取り組み

③2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて

③2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を受け、連合東京では特にパラリンピックに対する支援に取り組むこととし、ボランティアに関する意識調査をはじめ、パラスポーツをの魅力を知ってもらうための取り組みを進めています。

パラスポーツセミナー

東京マラソンボランティアへの参加

パラスポーツ体験教室

 
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