風化させてはいけない ~連合南多摩地区協 宮城県復興視察を開催~

掲載日:2022年7月26日

 連合南多摩地区協は、7月24日~25日に宮城県へ復興視察に伺いました。

 一日目は、閖上(ゆりあげ)地区、仙台市の荒浜小学校、山元町の中浜小学校を視察しました。語り部さんから、荒浜小学校も中浜小学校も全員が無事であったお話を伺いました。多くの奇跡が重なったことや、日頃からの防災訓練など、地域によって差があったことも伺いました。

 二日目は、南三陸町、大川小学校を含む石巻地区を視察しました。多くの犠牲者が出てしまった地域ということで、当時の厳しい状況を含め、11年経過した今もなお行方不明の方がいらっしゃることなどを伺いました。

 二日間とても濃い内容となり、当時小学生だった方が語り部になるためにボランティアで頑張っている姿や、「生命さえあれば健康でさえあれば、人間いつでもやり直すことができる」という言葉や、「防災に過信はない。先人の教訓を活かし、後世に伝えていかなくてはいけない」という使命の言葉など、大変貴重なお話を伺うことができました。

 風化させないためにも、継続的に視察や支援などを行うことはもとより、企業防災を含め、労働組合としてできること、連合としてできることを深く考える二日間となりました。