「連合2026平和行動 in 長崎」に参加~長崎を最後の被爆地に~

掲載日:2026年8月21日

 8月8日(土)~10日(月)にかけて、「連合 2026平和行動 in 長崎」が開催されました。連合東京からは久保西北ブロック地協事務局長と湯淺中南ブロック地協事務次長、3ブロック地協、オールユースの代表者など合計6名が参加しました。

(左上から左下へ)湯淺中南ブロック地協事務局次長、後藤さん、角田さん、久保西北ブロック地協事務局長、山田さん、小澤さん

 

 初日は、「被爆81年連合2026平和ナガサキ集会」に参加しました。冒頭、開催地を代表して岩永洋一連合長崎会長より挨拶に続き、神保政史連合事務局長による主催者挨拶の後に、来賓である平田研長崎県知事、鈴木史朗長崎市長よりそれぞれご挨拶を頂きました。

 続いて、菊永昌和前連合長崎副会長よりニューヨーク行動報告を頂き、松本美都恵氏より被爆者の訴えの後、基調講演として、長吉田文彦長崎大学核兵器廃絶研究センターより「変わる国際秩序と核兵器」をテーマに講演頂きました。

 加えて、ユース代表団より若者からのメッセージを経て、ピースフラッグリレーを平和行動の次開催地である須間等連合北海道会長へピースフラッグが引き継がれ、平和アピール(案)採択が成され閉会しました。

 翌日、「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」へ出席し、その後のピースウォークでは、連合長崎の役職員によるピースガイドの説明を受けながら、①原子爆弾落下中心地碑/折り鶴の塔、②浦上天主堂遺壁、③被爆当時の地層、④松山防空壕群(跡)、⑤平和の泉、⑥長崎の鐘、⑦旧長崎刑務所浦上刑務支所、⑧平和祈念像を見学した後、原爆資料館を拝観しました。

「被爆81周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に出席

ピースウオークの様子

 

 最後に、夕方19時より浦上川での万灯流しに参加し、全員で原爆犠牲者への追悼と世界の恒久平和への祈りを捧げながら、灯ろうを川沿いに並べました。

8月9日の夕刻には万灯流しが実施された

 

★参加者の感想★

 この度は西北ブロック地協より「連合2026平和行動in長崎」に参加させていただきありがとうございました。被爆された方の生の声をお聞きする機会もあり、改めて戦争や原爆の悲惨さを痛感いたしました。集会や式典において繰り返し触れられていた「長崎を最後の被爆地に」という言葉が強く印象に残っています。

 また、今回が初めての平和行動への参加であり、各地方連合会が全国各地から長崎へ集っており、連合の組織力を実感しました。当時を語る方が少なくなっていく中で、こうした取り組みを繋いでいくことが重要であると感じています。

 事務局の皆さまには事前準備から当日の対応に至るまで、丁寧にご対応いただき感謝申し上げます。改めましてこのような機会をいただきありがとうございました。

西北ブロック地協

角田 匠輝(基幹労連東京・日本製鉄本社労働組合)

 

 長崎の平和行動に参加しました。今、世界では多くの地域で武力紛争が絶えません、ニュースや写真、証言を見聞きすると心が痛みます。80数年前の日本も同じでした。戦争を他人事と考えず自分事と考える必要があるとおもいます。なぜ戦争は起きたのか? 同じような事が今の日本で起きないのか? あの80数年前に日本や世界で何がおきていたか検証して今の日本に似ているような事はないのかを考えてみる必要があるとおもいます。余談ですが、私の父が帰還兵のときに列車のなかから、多くの町や村が爆撃で破壊されたあとを見たそうです。母は戦中農作業のときに艦載機から銃撃を受けたと話していました。

中南ブロック地協

後藤 雄三(首都圏建設産業ユニオン城南支部)

 

 今回、「連合2026平和行動in長崎」に参加し、改めて原爆の悲惨さと命の尊さ、そして平和について考える貴重な機会となりました。

 特に心に残ったのは、平和集会で被爆者の方が語られた「もうじき被爆した者が誰もいなくなる時代が来る」という言葉です。

 これまでも学校教育などを通じ、戦争、とりわけ原爆がもたらした惨状について学ぶ機会はありました。しかし、実際に長崎を訪れ、その場所に立ち、そこで多くの方々が命を失ったという事実に向き合うと、写真や映像だけでは感じることのできない重みがありました。

 戦後81年が経過した今、あの日の衝撃と地獄のような光景を実際に目の当たりにした方々の「本当の言葉」を、こうして直接聞くことができる時間は決して長くありません。集会で聞いたあの一言が、まさにその現実を突きつけるものだったと、現地に立って改めて実感しました。

 一方で、ナガサキ・ユース代表団や高校生平和大使など、若い世代が核兵器の問題を単なる「過去の歴史」としてではなく、世界の安全保障にも直結する「現在進行形の課題」として捉え、次の世代へつないでいこうとする力強い姿にも触れることができました。被爆者から直接体験を聞くことが難しくなっていく中で、その思いをどう受け継いでいくのか。その重要性を強く感じました。

 世界に目を向ければ、現在も戦争や紛争は続き、核兵器をめぐっては「抑止力」という考え方もあります。その理屈を一定程度理解できる一方で、核兵器を保有しようとする国が増え、核保有国同士が争う可能性も否定できない中、「絶対に使用されない」と誰が言い切れるのかという疑問も感じます。戦争にはそれぞれ複雑な歴史的背景があり、日本自身が過去に行ったことを含め、広い視野から考える必要があります。しかし、たとえどれほど複雑な事情や理屈があったとしても、核兵器がもたらす非人道的な結末が正当化されることは決してないと思います。

 私たちの暮らしや働く環境を守るためにも、その大前提として平和が欠かせません。物価高や労働力不足など目の前の課題が山積する中、世界情勢や政治の動きにまで目を向けることは簡単ではありません。それでも、社会が不安定さを増している今だからこそ、関心を持ち続ける必要があるのではないでしょうか。

 人と人との間から争いそのものをなくすことは難しいのかもしれません。しかし、その解決手段が武力や兵器である必要はありません。職場の課題を対話によって解決することを基本とする労働組合だからこそ、平和についても「対話することの大切さ」を発信し続ける意味があると、今回の平和行動を通じて感じました。

 今回参加したからといって、私自身が核兵器廃絶に向けて何か大きなことができるわけではありません。しかし、署名や募金など、身近なところにも平和につながる行動はあります。これまで以上にそうした取り組みの意味を考え、自分にできる小さな行動にはしっかり向き合っていきたいと思います。

三多摩ブロック地協

山田 直輝(JP労組東京・JP労組東京地方本部)

 

 連合の多くの仲間とともに平和集会やピースウォークへ参加し悲惨さを肌で感じる大変有意義な経験となりました。

 今回初めて長崎市が主催する「平和祈念式典」にも参列いたしました。高市総理をはじめ、世界各国の代表や参列者が会する厳粛な雰囲気の中、原爆投下の午前11時2分に捧げた黙とうは、深く心に刻まれています。平和宣言や被爆者代表の言葉を直接聴き、核兵器の恐ろしさと平和の尊さを改めて強く認識させられました。

 ここで感じたことを一過性の経験にとどめず、日常の組合の場でも大切さを周囲に発信しつづける努力をしてまいりたいと思います。

連合東京オールユース

小澤 一輝(東京都電力総連・東京電力労働組合東京総支社支部)

 

 8月8日~10日、「連合2026平和行動in長崎」に、連合東京事務局として参加させていただきました。長崎に原爆が投下されてから81年。核兵器をめぐる国際環境は、過去数十年で最悪レベルと言われています。日本は唯一の戦争被爆国です。核兵器のない世界の実現に向け、核軍縮と核不拡散の強化に向けた外交努力を粘り強く続けるよう、連合が日本政府へ求めることへの重要性を、改めて感じました。8月9日には平和公園にてピースウォークが行われました。神の愛と仏の慈悲を象徴している平和祈念像は大変印象的でしたが、一方、被爆者への法律的援護が設けられていなかった現実が被爆者の方々を苦しめた、という現実には、複雑な想いがあります。様々な行動を通して被爆の実相を学び、改めて核兵器廃絶、そして世界の恒久平和の実現に向け、この取り組みを継続していかねばならない、と決意をあらたにしました。

連合東京事務局

久保 知子(西北ブロック地協事務局長)

 

「連合2026平和行動in長崎」に参加し、1日目の「被爆81年 連合2026平和ナガサキ集会」から2日目の「万灯流し」まで参加し、多くの被爆の実相に触れ、改めて戦争の悲惨さを肌で感じると同時に、人間らしい生活の原点は平和にあると強く実感しました。

 長崎市は私にとって新卒時の勤務地であり、大変ゆかりのある土地です。しかし今回、改めて「最後の被爆地」という平和の観点からこの街を見つめ直し、非常に感慨深いものがありました。

 また、長崎原爆資料館には過去にも数回足を運んでおりますが、年齢を重ね、家族の形が変わった今、受ける印象は大きく異なりました。我が子と同じほどの年齢で亡くなった方の写真や展示物、手記を拝見し、これまでにはない、言葉に尽くせない感情が込み上げてまいりました。

 今回の行動を通じて学んだ「核兵器は絶対悪」であるということ、平和こそが人間らしい生活の原点であるということ、そして長崎を最後の被爆地にしなければならないということ、これらを次世代へ継承していくため、まずは身近なところから私自身の言葉で発信していきたいと強く思いました。

連合東京事務局

湯淺 祐樹(中南ブロック地協事務局次長)

 

<「平和行動in長崎」連合東京行程>

 8日(土)    連合2026平和ナガサキ集会に参加

 9日(日)    被爆81周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加

       ピース・ウォーク(平和公園周辺)に参加

       長崎原爆資料館を見学

       万灯流し(浦上川)に参加