親子25名が五感で感じた平和の尊さ ーー。「第9回親子で学ぶ沖縄平和学習会」開催

掲載日:2026年4月15日

 3月31日から4月2日にかけて、連合東京は「第9回親子で学ぶ沖縄平和学習会」を開催しました。各構成組織から親子12組25名が参加し、沖縄県内を訪問しました。

沖縄県平和祈念公園にて集合写真

 1日目は、最初の訪問先であるひめゆりの塔にて献花を行い、説明員から沖縄戦やひめゆりの塔について講話を受けた後、映像視聴および館内見学を行いました。続いて、沖縄県平和祈念公園では、沖縄戦で亡くなられたすべての人の氏名を刻んだ「平和の礎」、戦没者の鎮魂と恒久平和を祈る「平和祈念像」、国立沖縄戦没者墓苑や府県・団体の慰霊塔を見学しました。

ひめゆりの塔にて献花を行う参加者

 2日目は、連合沖縄の石川修治副事務局長、事務局の恩納親之助さん、青年委員会の名護翔哉事務局長、金武雄也幹事に、各訪問先および移動中のバス内においてガイドを務めていただきました。また、出発時には仲宗根哲会長より連帯の挨拶をいただきました。

2日目の出発前、仲宗根連合沖縄会長より連帯のご挨拶をいただきました

 午前は3カ所を訪問しました。嘉数高台公園では、戦闘で使用された「トーチカ」や「弾痕の塀」、沖縄戦で亡くなられた嘉数住民を慰霊する「嘉数の塔」、京都出身者を慰霊する「京都の塔」などの慰霊碑を見学。高台からは普天間基地を一望しました。続いて、道の駅かでなでは嘉手納基地を望み、資料館も見学しました。米軍の上陸作戦が行われる中、およそ140人の地元住民が洞窟に潜み、その後、集団自決が行われたチビチリガマでは、黙とうを捧げました。

嘉数高台で普天間基地を望む

トーチカを見学

道の駅かでなで嘉手納基地を間近に見る参加者

チビチリガマにて説明を受ける

 午後は2カ所を訪問。日本海軍沖縄方面根拠地隊司令部が置かれていた旧海軍司令部壕では、写真を用いた説明員の講話を受けた後、約4,000名の兵士が壮絶な最期を遂げた壕内の司令官室や作戦室、併設の資料館などを見学しました。最後は首里城を訪問。現地では「沖縄の歴史・文化を象徴する城であり、1429年から1879年まで存在した琉球王国の歴史そのもの」と評されています。2019年に発生した火災から今秋の完全復興を目指す途上ではありましたが、参加者は琉球王国の文化に触れました。

海軍司令部壕に入壕

首里城を見学

 今年は戦後81年を迎えました。参加した親子25名は、かつて戦地であった沖縄県内の各所を実際に訪れ、現地の歴史や現状、文化を肌で感じました。2日目の夕食交流会では感想を共有し、温暖な気候や美しい海など観光地としての印象が強かったというお子さんからは「沖縄のイメージが変わりました」との声がありました。また、平和について親子で考える時間を共有できた親御さんからは「子どもと参加することができ、幸せでした」との感想が寄せられました。

 今後も連合東京は、次代への継承と恒久平和の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

ガイドを務められた連合沖縄の(左から)恩納さん、金武さん、名護さん、石川さん