「災害時に役立つ知識と技術を身につける」~第4回VST研修

掲載日:2023年7月19日

7月15日に開催した第4回連合東京VST研修では日本赤十字社東京都支部の協力を得て、災害対応等のレクチャーを受けました。

冒頭は「首都直下型地震に備えて」をテーマに、赤十字社がこれまで対応してきた災害を振り返るオリエンテーションから始まり、災害発生時は救急車などの公助に頼ることが困難なため、自分たちの備えと対応が重要という意識付けが行われました。

 

講演する赤十字社の若松氏

 

この日は2種類の演習があり、前半は三角巾を用いた応急処置です。

三角巾の折り方・結び方といった基礎から始まり、頭部・腕・大腿部・足首とケガのしやすい部分の手当てを行う方法を何度も練習しました。

とりわけ大切なのは衛生で、清潔なものを傷口に当てることが絶対とのことです。

 

基礎から時間をかけて行った

 

後半は少しの熱湯を浸したホットタオルを用いて清拭を行いました。

被災時に避難所で過ごす場合、環境や衛生面でストレスがかかるため、精神的なリラックス効果も期待できます。

また、車で避難した場合に長時間を動かずに過ごすと、脚に血栓ができて血管を詰まらせる「エコノミークラス症候群」の危険もあり、足先を動かす運動も実践しました。

 

暑い日でもホットタオルの清拭は好評だった

 

最後に赤十字社東京都支部の若松氏より「三角巾は一度しまうとなかなか手に取らないが、赤十字の講習に参加する等して日ごろから備えてほしい」というアドバイスで講習を締めていただきました。

今回の研修をきっかけに日ごろから備える意識を持ち、有事の際に助け合う気持ちを持つことが期待されます。

 

 

 

 
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