風化させない、後世に伝えていくことを学ぶin宮城県~連合多摩東部第二地区協政策研修会を開催~

掲載日:2023年10月16日

 連合多摩東部第二地区協は、10月14日(土)~15日(日)に、政策制度研修会&幹事会として宮城県に行きました。

 連合三多摩は、東日本大震災以降、宮城県石巻市の「びがっぷ石巻」さんとのご縁から、代表の阿部さんと前代表で石巻市議会議員の原田さんのコーディネートのおかげにより、被災地の各所を視察いたしました。1日目は、大川小学校を視察し、当時小学校5年生の息子さんを亡くされた佐藤さんからご講話をいただきました。裏山の場所に伺って上から見た小学校の景色、当時の対応について様々教えていただきました。小さな命がたくさん奪われたことを改めて考えました。

 その後、阿部さんと原田さんから、災害ボランティアセンターの立ち上げの経緯や、見守るということの意味、どういう想いで活動していたか等、様々なお話を伺いました。

 

 2日目は、阿部さんと原田さんが実際にボランティアセンターを立ち上げ、お二人の出会いの場でもある石巻専修大学において、当時の様子や想いを伺いました。何か月にもわたりボランティアセンターでの毎日の出来事、多くのNPO等の受け入れに伴い、トップとして行ってきたお話を詳細に伺うことができました。

続いて、門脇小学校に伺い展示館も含めて視察しました。日頃からの避難訓練の重要性や高学年が低学年の面倒を見る「たてわり活動」等を活かし、多くの児童・教員が無事であった状況や映像で学ぶことができました。小学校は、震災当時のままで物々しい状況が伝わってきました。

 2日間を通して、やはり風化させてはいけない。自分の目で見て、後世に伝えていく、日頃からの訓練や自助・共助がいかに重要かを痛感しました。他人ごととして捉えるのではなく、自分のいのち・家族・大切な人を守るため、何ができるのか、連合としても何ができるのかを感じました。