暮らしを守り、未来をつくる!!~2023春季生活闘争を成功させる連合三多摩の集い~

掲載日:2023年2月21日

 連合三多摩ブロック地協は、2月17日(金)18時30分からweb併用で「2023春季生活闘争を成功させる連合三多摩の集い」を開催し、会場301名、web325名、全体で626名が参加しました。

 はじめに主催者を代表し川窪議長代行は、「2023春闘がいよいよスタートした。新型コロナウイルス感染症によって傷ついた経済・雇用を立て直し、昨今の物価高による生活防衛のため賃上げ・働き方の見直しを推し進めていくことが重要である。組合員の声に耳を傾け、組合員・国民の生活の底上げ、そして働き方改革をしっかりと実現するために、団結して頑張っていこう。」と挨拶を行いました。

次に連合東京佐藤会長代行より、2023連合東京春季生活闘争方針の提起を含めてご挨拶をいただきました。 

記念講演では、慶應義塾大学の井手英策教授を講師に「~ベーシックサービス宣言~分かち合いが変える日本社会~」と題してお話をいただきました。

その中で「我が国は、平成の時代に一人当たりGDPは世界4位から26位へ、2人以上世帯の3割、単身世帯の5割で貯蓄がなく、企業時価総額TOP50社のうち日本企業は32社から1社になるなど、発展途上国一歩手前の状況にある。世界価値観調査によれば、国民みんなが安心して暮らせるよう国は責任を持つべきで、「施し」ではなく「保障」を求めている。世論の93%が自分を中流と回答し、本質は格差の有無ではなく基礎的サービスの利用格差であり、医療・教育・介護等へのアクセス保障にある。また、ベーシックサービスは、誰もが生存、生活のために必要とするベーシックなサービスで、論理だけではなく対話で決まる。決められたサービスではなく、人間に不可欠なニーズを追い求める「終わりなき対話」であること。さらに、連合東京が掲げる「クラシノソコアゲ」については、生活の底上げは大切な課題だが新しい発想が必要で、賃金を上げつつ困っている人の生活を支え、誰もが安心できる社会を作ることが求められている。税の使い道を論じることは社会の未来を論じることである」など、今問われている日本社会の在り方や課題、働くことの意義、労使の社会的責任などについてお話しをいただき、春季生活闘争の取り組みの重要性を改めて感じました。

 続いて、UAゼンセンサンドラックユニオン 有田幸二中央執行委員から2023春闘に向けた決意表明をし、その後、田代事務局長より各級議員の紹介を行いました。また、参加者全員で春闘グッズのボードを掲げて記念写真を撮影し、連合東京が作成した動画「熱くなれ」に合わせ、ハリセンを叩きながら動画を視聴しました。集会宣言(案)については、JP労組東京 金田尚子多摩東北支部支部長が提案し、採択されました。

 荒木田副議長が閉会の挨拶を行い、最後に川窪議長代行の発声で、2023春闘を全員参加で取り組む決意を込め、団結がんばろうを三唱し集会を終了しました。

 
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