【市川房枝が生涯をささげた婦選運動に学ぶ】~連合東京ブロック地協女性委員会役員懇談会開催~

掲載日:2024年5月15日

 

 5月14日(火)、連合東京男女平等局は「市川房枝記念会女性と政治センター(婦選会館)」にて2024年ブロック地協女性委員会役員懇談会を開催しました。本懇談会は、連合東京4ブロック地協の女性委員会役員を対象に、さまざまな男女平等課題を学び、地域の垣根を超えた交流をすることを目的としています。今回は、全体で25名に参加頂きました。

 見学先の婦選会館は、資料館としてだけでなく、婦人参政権獲得に生涯を捧げた市川房枝の信念を将来に継承するため「女性と政治、ジェンダー平等」に関する日本の中心的役割(拠点)となることを目的に建てられた施設です。

ホーム - 公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター (ichikawa-fusae.or.jp)

 冒頭、センターを代表して林陽子理事長から「今の時代、ジェンダー平等は、あらゆる局面を横串で刺していかなければならない問題です。是非皆さんには労働組合の中で本当の男女平等、ジェンダー平等のための運動を作っていただきたい」とご挨拶を頂きました。

林陽子理事長挨拶

その後、市川房枝が生涯を捧げた婦選運動(女性参政権の獲得)などをまとめたDV視聴や、直筆の書類などが展示された資料室の見学、そして大森眞紀常務理事による「市川房枝と婦人参政権獲得の歩み」というテーマの学習会を受講しました。

講演に聞き入る参加者

 終盤では4グループに分かれて振り返りミーティングを行い、”今日、持って帰ろうと思ったもの”をテーマに話しあい、発表して頂きました。

 参加した女性役員からは「市川房枝さんのように、生活と政治が密接につながっていることを職場でも伝えていきたい」、「権利獲得のため邁進した先人がいたことで、今の社会がある」、「私たちが声をあげ、拾い、伝えていかなければならない」などの感想がありました。

グループ発表(1Gr)

グループ発表(2Gr)

グループ発表(3Gr)

グループ発表(4Gr)

今回の見学では、市川房枝の生涯を捧げた運動を通じてさまざまな気づきを得ることができたのではないかと思います。今後も男女平等局では、男女平等課題を取り上げて学習会や施設見学などの開催をしていく予定です。