関東大震災100年事業「防災まちあるき」を開催

掲載日:2023年9月22日

 連合東京は、「関東大震災100年事業 賀川豊彦とボランティア」実行委員会と共催で、2023年9月13日、墨田区内において「防災まちあるき」を開催しました。同実行委員会は、連合、労福協、労金、こくみん共済coop、生協、農協など、賀川豊彦が設立・発足に関わった団体やそれらの後継団体で構成しています。当日は、実行委員会の10団体、連合東京、東京都、すみだボランティアセンターの計52名が参加しました。

 賀川豊彦(1888-1960)は、日本の戦前の労働組合運動、農民運動、普通選挙運動、協同組合運動や、戦前戦後の平和運動に献身した社会運動家です。1923年に関東大震災が発生し、被害の大きかった東京(現在の墨田区本所)に早く駆けつけ、罹災者救済やセルツメント事業に尽力しました。

 

 今回の「防災まちあるき」では、労働組合・協同組合・共助団体の立場から、100年前の関東大震災の被災地と賀川豊彦の復興活動拠点、現在の行政・企業・住民が連携した地域防災拠点の現場を訪れ、首都直下地震対策の公助と共助の重要性について学びました。

 第一部は、すみだ産業会館において講演会を開催しました。

  ①講演「東京都における災害ボランティア活動支援について」

    [講師]村田 陽次 東京都生活文化スポーツ局地域活動推進課 統括課長代理

 

  ②講演「賀川豊彦と関東大震災」

    [講師]杉浦 秀典 賀川豊彦松沢資料館 副館長

 

 第二部は、「防災まちあるき」として、すみだ産業会館からバスに乗り、墨田区内の4か所を巡り、見学しました。

  ①関東大震災被災地:旧陸軍被服廠跡(横網町公園内復興記念館・慰霊堂)

 

  ②賀川豊彦の復興活動拠点:本所賀川記念館

 

  ③企業・行政が連携する防災拠点:日本たばこ産業株式会社東京支社周辺(一時集合場所、避難場所、防災喫煙所)

 

  ④自治会・行政が連携する防災拠点:白髭東地区団地(防災団地、災害用井戸・トイレ等)

 

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