コロナ禍における女性課題について考える

掲載日:2021年3月4日

 3月4日、2021春季生活闘争オンラインセミナーを開催し、村尾祐美子准教授(東洋大学)をお招きして「コロナ禍における女性課題について考える」と題してご講演を賜りました(参加者63名)。

 

 冒頭、連合東京の斉藤事務局長より本セミナーの開催趣旨を述べ、「コロナは経済的、健康的に弱い人に打撃を与えるが、特に女性へのしわ寄せが大きい。今次春季生活闘争においても女性を支援する局面であり、政策制度実現への反映含め取り組んでいきたい。」と挨拶しました。

  

 

 講演は「社会の脆弱性」をキーワードとし、人を脆弱な状態におく社会のあり方そのものを変えていく必要性があるとのお話でした。特にコロナ禍におけるテレワークの影響、失業・休業と収入減、暴力被害など、女性の脆弱性が高まることに着目し、連合が行った「テレワークに関する調査」結果を交えての提起は大変示唆に富んだ内容でした。労働者がおかれた脆弱な状況を労働者の連帯によって改善する、また職場と社会の双方にはたらきかける力を持つのが労働組合であり、困難な状況にある人をぜひ救ってほしいと、期待とエールを受け取りました。

 

 村尾講師のコメントで印象的だった「雨に降られた人に傘を差しだす」存在であるために、連合東京としても取り組みを続けてまいります。