連合未加盟組合対象、2025春季生活闘争セミナー開催

掲載日:2025年2月19日

 2025年2月15日(土)13時より、連合東京3階会議室にて「連合未加盟組合対象春季生活闘争セミナー」を開催し、会場参加7名、WEB参加9名の計16名にご参加いただきました。 

 はじめに、連合東京の柏木労働局長より『2025春季生活闘争を取り巻く環境と連合東京要求案』と題し、33年ぶりに5%越えの賃上げを獲得した昨年の春季生活闘争の結果を振り返りながら、連合東京2025春季生活闘争の運動の3つの柱(①働きの価値に見合った賃金水準の引き上げ、②すべての働く者の立場にたった働き方への改善、③中小労組支援と適正取引の推進)について説明がありました。

 

 次に、特定社会保険労務士の冨士野淳氏より『2025春季生活闘争での要求の考え方』および『各組織における具体的な要求案の考え方や要求(案)について』として、ご講演いただきました。労働三権・三法や労働組合の現状など基本的な所から、賃金要求作成のポイント・考え方、また今年4月1日から段階的に施行される改正育児・介護休業法についてもご説明いただきました。

 最後に、全東急ストア労働組合の黒瀧聡司中央執行委員長より『2025春季生活闘争(労使交渉)の機関決定と要求の考え方』として、全東急ストア労働組合の団体交渉の過程や2025春季生活闘争の交渉における要求内容について、詳しくご説明いただきました。職場で働く仲間のため、譲ることができないところは妥協せずに交渉し続ける、黒瀧委員長の強い意志を感じることができました。

 2025春季生活闘争は2024春季生活闘争を上回る結果を勝ち取らなければなりません。大手企業と中小企業との格差はますます大きくなっており、物価高騰による価格転嫁だけでなく、労務費の価格転嫁をさらに進めていく必要があります。こうした課題を踏まえ、すべての働く者の賃金を「働きの価値に見合った水準」に引き上げることをめざし、引き続き取り組んでまいります。

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