クオータ制について詳しく知ろう!!~連合中南ブロック地協2025男女平等セミナー~

掲載日:2025年9月3日

 連合中南ブロック地協は、8月21日(木)に2025男女平等セミナーを開催し、30名が参加しました(会場24名、WEB 6名)。このセミナーは、毎年連合中南ブロック地協の男女平等参画推進委員会と女性委員会の共催で行い、男女平等社会実現に向けた課題共有などを目的に行っています。

 冒頭、主催者を代表し塩田連合中南男女平等参画推進委員長から、「連合や各構成組織、あるいは会社でも同じだと思うが、意思決定の場における男女比率の割合というのはまだまだ男性が多い現状にあると考える。そういった理由から今回の講演ではクオータ制というテーマを選んだ。今回の講演を通じて男女平等の組織運営をしていくためのヒントが得られるよう参加者全員で勉強していきましょう。」と挨拶をしました。その後来賓挨拶として、沢村連合中南ブロック地協議長と徳重連合東京男女平等局長からご挨拶をいただきました。

主催者挨拶:塩田連合中南男女平等参画推進委員長

 

 講演では、「クオータ制とは?~ジェンダー平等な組織運営を考えよう~」というテーマのもと、浜通り法律事務所の松本三加 弁護士を講師にお招きし、クオータ制の概要や歴史をはじめ、日本と海外の男女平等の意識の差や、松本先生が所属する日弁連でクオータ制を導入した背景や変化などをお話いただきました。最後に松本先生が日弁連のなかでクオータ制によって役員になられた方々のリアルな声をいくつご紹介していただき、「役員をやってよかった。やりがいと使命感を感じる。役員をやって男女平等の課題に気づけた。」などポジティブな声が多く、クオータ制を導入することは労働組合の男女平等な組織運営をしていくための一つの手段として前向きに検討していくことも重要なのだと感じました。その後の質疑応答も活発に行われ、有意義なセミナーとなりました。

講師:松本三加 弁護士(浜通り法律事務所)

質問する沢村連合中南議長