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世田谷区公契約の新たな取組みについて考える~第15回世田谷区公契約条例シンポジウム~
掲載日:2024年11月20日
11月19日(火)、公契約シンポジウム実行委員会(連合世田谷含む)は世田谷区民会館にて、第15回世田谷区公契約条例シンポジウムを開催しました(参加者116名:会場91名、オンライン25名)。このシンポジウムは世田谷区公契約条例の理解周知や今後の課題を共有することなどを目的としています。
今年のシンポジウム内容については末尾に記載しておりますが、特に東京自治研究センター元理事の伊藤久雄氏による「国分寺市における包括外部管理委託の事例について」は、これから世田谷区でも本格化する包括施設管理業務委託の参考となりました。この取り組みによって、予防保全型の維持管理への転換による公共施設の維持管理水準、安全性の向上及び長寿命化、並びに施設管理業務の効率化を図り、市民サービスの更なる向上と長期的な視点をもった持続可能な公共施設マネジメントの推進につながると言われています。しかし国分寺市の事例を見ると、試行期間の必要性をはじめ、分野ごとの契約の必要性や自治体職員の育成面の課題など、検討が必要な部分も少なからずあるとお話されていました。
また終わりには多くの世田谷区議からも、今回のシンポジウムに参加し公契約条例の重要性を改めて認識したことや、更なる発展のために進めていきたいと感想もいただきました。
これからも世田谷区公契約シンポジウムは毎年開催していきます。そのときの課題や好事例などを共有し、区民、区内事業者、労働者のみんなで世田谷区の公契約条例をより良い条例にしていければと思います。
[シンポジウム内容]
○「公契約条例の現状と今後の取り組み」
世田谷区財務部経理課 大谷周平課長
○「働き方改革と適正な工期」
小熊建設株式会社 小熊大作代表取締役
○「国分寺市における包括施設管理委託の事例」
東京自治研究センター元理事 伊藤久雄 氏