講演「競争か連帯か」~連合東部が労働者自主福祉運動推進セミナーを開催

掲載日:2025年7月1日

~講演「競争か連帯か」/次世代リーダー交流プロジェクト始動~

連合東京東部ブロック地域協議会は、2025年6月30日(月)、東天紅上野本店にて「労働者自主福祉運動推進セミナー」を開催しました。働く仲間の連帯と協同の理念を再確認し、次世代への継承を目指した本セミナーに、60名の役員・関係者が参加しました(WEBを含む)。

当日は、小山議長の主催者挨拶に続き、中央労福協講師団の高橋均氏による講演「競争か連帯か ~労働者自主福祉運動の理念と歴史~」が行われました。

講演では、戦後の労働運動と協同組合運動の歩み、労働金庫や全労済(こくみん共済coop)誕生の背景、そして支え合いの精神がどのように社会保障制度へと発展してきたかが豊富な資料とエピソードで語られました。

特に、ザリガニ獲りの映像を通して「連帯と絆」を考える冒頭の導入では、助け合いの原型に触れると同時に、果たして自分は映像の中に登場した少年のように成果物を仲間と分け合えるのか、振り返る契機となりました。

中央労福協講師団講師の高橋均さんよりご講演いただきました

講演後は、望月議長代行(連合東部労働者自主福祉運動推進会議代表)より労働者自主福祉運動推進「次世代リーダー交流プロジェクト」のメンバー紹介も行われました。このプロジェクトは、中央労金、こくみん共済coop、連合構成組織の若手メンバーによる学習・交流を通じて、自主福祉運動の継承と発展を図ることを目的とし、2026年10月までの期間にわたり活動していく予定です。

「次世代リーダー交流プロジェクト」メンバーのみなさん

閉会にあたり、熊倉副議長(労働者自主福祉運動推進会議副副代表)からは「労働者自主福祉運動について改めて振り返り、1人ではなく交流を通して今後に向けたアイデアを出し合い、息の長い運動を続けていきたいと考えている。ぜひ力を合わせてともに活動していきましょう。」とメッセージが送られました。

今後も連合東京東部ブロック地域協議会は、労働者自主福祉運動のさらなる推進と次世代への継承に向けた取り組みを進めてまいります。