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VST第4回研修会「HUG(避難所運営ゲーム)を体験しよう」~避難所で発生する様々な出来事をイメージする~
掲載日:2024年7月29日
第4回VST研修が7月20日(土)に開催され、VST研修生12名とVSCメンバーが多数参加しました。
今回の研修では、「HUG(ハグ)」というカードを使った避難所運営ゲームの体験と、能登半島地震ボランティアの活動報告を行いました。
はじめに、講師の松島一博さんから「避難所について」のレクチャーとHUGの説明を受け、5班に分かれて準備を行い、実際にHUGを体験(スタート)しました。
松島さんは、浜松市災害ボランティア連絡会の代表を務め、ボランティア活動の経験も豊富で、またVST研修の卒業生です。当時の研修内容について写真を交えてお話いただく場面もあり、研修生はもとよりVSCメンバーも興味深く聞いていました。
災害ボランティアとは、「大規模災害時に災害救援や被災者支援を目的に被災地や避難所にて活動を行うボランティアのこと」との説明を受け、「災害で生じた生活の困難(課題)解決のためにボランティアが関わること」であると認識することができました。
HUG(避難所運営ゲーム)は、避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事に避難所を運営する役員(の立場)として、どう対応していくかを疑似体験するゲームです。
実際にHUGをはじめると、避難所に次々と訪れる避難者と様々な出来事に対して、判断に迷う場面もあり、各班とも対応に追われていました。最後は全員で「迷ったこと」「疑問に思うこと」等を全体で共有して終了しました。
研修生からは「実際の避難所は想像以上の現場になると、体験して痛感した。この経験は必ず活きると感じた。」「災害時のトイレ問題など、今まで知らなかったことを聞くことができてよかった。」との感想があり、避難所ではどのような事が発生するのかを、参加者全員がイメージすることができ、充実した研修となりました。
続いて、能登半島地震ボランティア活動報告が行われました。実際にボランティアに参加されたVSCメンバー等から被災地の状況、ボランティア活動の内容、所感などの報告があり、復興がなかなか進まない現状、交通網の整備が急務であること等、現地を訪れた人でないとわからない現状について、認識することができました。連合東京としても引き続き、支援を継続していく予定です。
第5回研修は、9月14日(土)に災害時を想定した実技訓練として、避難所での食事、炊飯袋を使った炊き出し訓練を行います。