2025年度連合東京VST研修会スタート~研修を通じた新しい仲間づくり~

掲載日:2025年4月25日

 連合東京VST(ボランティアサポートチーム)は、4月19日(土)に結成式と第1回研修が行われ、34名の研修生を迎え2025年度の研修をスタートしました。

 結成式では連合東京の吉岡会長代行と連合東京VSC(ボランティアサポートセンター)の宮地代表の挨拶から始まり、連合東京VSCの活動の紹介とオリエンテーションを行いました。

 その後、昨年度の研修生を中心にアイスブレイクを行い、初めて顔合わせした参加者の緊張をほぐした後に自己紹介を行いました。自己紹介後は各グループが協力をしあいゲームを行いました。各班が良い雰囲気となり、今年一年共にする中でスムーズに役割分担を決めることができ、話が盛り上がる班も見られ、有意義な時間となりました。

アイスブレイクで和やかな雰囲気に

 後半は基調講演としてNHKワンポイント手話講座講師である所 智子さんから「聞こえなかった3.11」~災害時に障害者が直面する壁~について講演をいただきました。

 東日本大震災が発生した際に防災無線が聞こえずに津波が来ることが分からずに多くの聴覚障害者の方が亡くなったことを知りました。そして、情報が命を守るということを学びました。聴覚障害者の方は、音が聞こえないことから、得られる情報に格差があることや見た目では障害があるとわからないため、サポートが必要であることを忘れられてしまうそうです。

 他にも、コミュニケーションを図るために~耳にやさしい「かきくけこ」~の意味を教わりました。また、災害時に必要な手話をわかりやすくご説明いただきました。

所 智子さんの講演 積極的に話しかけます

 受講レポートには、「想像以上にためになり面白かった。これからの研修も楽しみになった」との声も寄せられており、研修を通じて豊かな人間関係を築いていくことも期待されます。

2025年度VSTメンバーと所 智子さんを囲んで

 第2回研修は、5月17日(土)に東京都立川市にある立川防災館で体験学習を行います。

  記事作成者:連合東京VSC副代表 那須秀晃(東京都電力総連)