まずは自分の身を守る。大切な人を助けるために 連合東京VST第2回研修会

掲載日:2024年5月22日

 2024年5月18日(土)、連合東京VSTの第2回研修はスカイツリーのすぐ近く、本所防災館で体験学習を行いました。

 研修前に希望者のみですが、事前学習として墨田区横網町公園内にある「東京都復興記念館」を見学しました。

 この公園は関東大震災時に避難してきた市民が火災旋風に巻き込まれ多くの犠牲者が出た場所にあり、記念館は当時の惨状や、救援・復興への道のりを伝えています。

東京都復興記念館内で当時の惨事の様子を見学する研修生

数多くの資料を見ながら、参加者はVST研修を受ける意味をそれぞれに感じたのではないでしょうか。   

                  

防災館での研修は、ある一人の女性の書付を基に、生活者目線から関東大震災を紐解く映像の視聴からスタート。災害はいつ起きてもおかしくはないこと。「生活者=自分自身」が災害に遭うと考え、備えること、助け合うことの大切さを学びました。

映像視聴後は、実際に災害に遭遇した際にどのように行動すれば良いのか、インストラクターの指導の下、4つの体験学習(消火・心肺蘇生法(AED)・煙・地震)を行いました。

どの体験学習でもインストラクターの方が仰っていたのは「まずは自分の身の安全を確保する」ということ。誰かを助けるためには自分がケガをしないことが前提にあること。

火事を見つけた時とうする?消火器を使って消火の方法を学ぶ

大きい地震の揺れを体験

また、今日の体験学習が「楽しかった」「面白かった」で終わらないように、学んだことについて家族に伝える、家族と話し合うことが宿題になり研修は終了しました。