平和なくして労働運動なし  ~連合2024平和行動in沖縄~

掲載日:2024年7月3日

 先日梅雨が明けた沖縄では、先の大戦から79年を迎えました。

「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう」をスローガンに、6月23日~24日「2024平和行動in沖縄」が開催され、連合東京からは服部連帯活動局長、菊池中南ブロック常任および、各地域等の代表が参加しました。

 初日は、「平和オキナワ集会」に参加し、基調講演では、「再考・日米地位協定~標的の島からの警告:米軍、軍拡、憲法、自衛隊~」と題して、沖縄国際大学の前泊 博盛 教授より、米軍基地による沖縄県民への被害状況や、日米地位協定問題のポイントについて詳しくお話をいただきました。

 式典では、清水連合事務局長、仲宗根連合沖縄会長、照屋県副知事より、平和に対する想いを込めた挨拶がありました。次にピースリレーとして連合沖縄から連合広島へ平和の旗が引き継がれ、その後堀川連合沖縄女性委員長より平和アピールを行い、集会が終了しました。

 二日目は「ピースフィールドワーク」の基地コースに参加しました。

【見学場所】

 「瀬嵩の浜(辺野古)」⇒「道の駅かでな(嘉手納)」⇒「チビチリガマ」⇒「嘉数高台(普天間)」

 ピースガイドとして連合沖縄と連合大分の青年委員会の方々から、各所の当時の出来事や現在も続いている問題について詳しくご説明をいただきました。

 戦後79年を迎えた今でも、まだまだ不安を抱えながら生活をされている方々がたくさんいます。この出来事を風化させないためにも、これからも連合東京は「平和行動」に参加し、次の世代へと引き継いでいきます。

集団自決が行われたチビチリガマ

左から、菊池常任(連合東京)、水島さん、戸塚さん、海藤さん、桜井さん、河合さん、服部局長(連合東京)

 

 

〇参加者の感想

 東京にいては感じることの出来ない事を学んだ貴重な2日間、同じ日本人として、忘れてはいけない、風化させてはいけない、もっと沢山の人に知って欲しいと思う内容でした。

 誰かによって戦争を始めさせてはいけない、そのために今一度考える時間をいただいた貴重な時間でした。

東部ブロック地協代表

水島 恵美(基幹労連・IHI労働組合連合会)

 

 普段の生活で感じられなかった「平和」の重要性を学ばせていただきました。ピースガイドの方々が自分の言葉で説明されてた内容が心に響きました。

西北ブロック地協代表

海藤 勇馬(東京都電力総連・東京電力労働組合)

 

 沖縄での悲惨な地上戦の出来事を聞き、あらためて戦争の無い平和な世界とすることが今の大人の使命なのではと感じ、沖縄で暮らしているピースガイドの話を聞く中で、今まで沖縄のことをどこか他人事として見ていた自分がいました。

 少しでも多くの日本人が沖縄の問題について向き合うことが必要で、平和行動で私自身が感じたことを周囲へ伝えていきたい。

中南ブロック地協代表

戸塚 寛之(東京都電力総連・東京電力労働組合)

 

 実際に目にすることができたこと、語り部の皆さんから今までの学びで知り得ないことを聞くことができ、本当に貴重な経験をさせていただきました。戦後79年になりますが、沖縄はまだ終戦を迎えていないとも感じました。これから、あらためて平和とは何かを考えながら日々を過ごして行きたいと思った次第です。

三多摩ブロック地協代表

桜井 哲史(基幹労連・住友電子金属労働組合)

 

 沖縄の歴史ならびに現在の基地問題に関しては、恥ずかしながら1600キロ離れた遠い地での出来事との認識でありました。凄惨な過去の歴史から現代に至るまで、沖縄の方々の苦しみや苦悩を私なりに感じ取ることができました。

 平和行動等に一人でも多くの組合員が参画し、知見を拡げることが解決に向けた一歩と感じました。

青年委員会代表

河合 智(自動車総連東京・トヨタモビリティ東京労働組合)