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互いの立場を尊重しあう社会へ ~労使で学ぶ カスハラ防止対策セミナー <第3回政策学習会・拡大版>を開催~
掲載日:2025年6月4日
連合東京は、5月28日(水)「労使で学ぶカスタマーハラスメント防止対策セミナー<第3回政策学習会・拡大版>」をweb併用で開催し、政策委員・ブロック地協役員・推薦議員等を含む120名を超える方にご参加いただきました。
政策局は年に3回程度、政策委員や推薦議員等を対象に学習会を開催しており、今回は全国初となる「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」が4月1日に施行されたことから、カスハラのない社会を実現するため、東京都のカスハラ対策施策事業について労使で学ぶ機会とすべく、政策学習会の「拡大版」という位置づけで開催しました。
佐々木副事務局長(政策局長)の司会で開会し、主催者を代表して斉藤会長が「カスハラ防止条例は、職場や現場で困っている仲間の声により条例制定につながった。連合に結集した仲間たちの力で政策が実現した。正しいカスハラの知識を持ち、カスハラのない社会となるよう、みなさんで学習をし、東京から発信をしていきましょう。」と挨拶しました。
【講演1】
「東京都カスタマーハラスメント防止検討部会等における議論のポイント」
【講師】 佐々木 啓真 連合東京副事務局長(検討会議委員)
条例制定までの経緯をはじめ、政策実現に向けた連合東京の考え方等、具体的な議論経過も含めてご講演いただきました。
カスハラ防止対策については、企業間の労使関係ではなく、行政として行っていくことの重要性、予防することが一番大切であること、また現場の声を形にできたこと等について、理解を深めました。
【講演2】
「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例等の概要」
【講師】 島田 諒 東京都産業労働局雇用就業部労働施策担当課長
条例の中身、ガイドライン、各団体共通マニュアル等の詳細を丁寧にご講演いただき、誰もが被害者にも加害者にもなり得ること、就業者の定義や事業者による措置、発生時の対応について等、理解を深めました。
その後、参加者からの質疑応答では、現場の実態や現在の取り組み状況等、多岐にわたり多くのご意見・ご質問をいただき、活発な意見交換となりました。
終わりに、栗原政策委員長(副会長)が「互いの立場を尊重しあう社会の実現に向けて、労使で取り組みを進めていこう。」と閉会の挨拶を述べ、終了となりました。