継続して活動していくことの大切さ 2023年度VST&VSC被災地視察研修会

掲載日:2023年8月29日

2023年度連合東京VST研修の一環として、8月25日(金)~26日(土)にかけて 「被災地視察研修会」を実施しました。研修会には連合東京VSCも含め総勢25名が参加し、震災後12年が経過した福島の現状を見ることができました。

はじめに、相馬市観光協会で防災士の資格を持つ渋谷さんから、防災備蓄倉庫の見学と身近なものを使った防災グッズなどを紹介してくださいました。

相馬市観光協会の渋谷氏

 

ホテル到着後、一日の振り返りとして、今回参加したきっかけや本研修会が今後にどういかせるのかグループで話し合いました。

 

翌日は実際に津波に流され九死に一生を得た「五十嵐ひで子」さんによる語り部がありました。五十嵐さんは、なんであの時お父さんに「一緒に逃っぺ」と言わなかったのか12年たった今でも後悔していますと涙ながらに話してくださいました。

語り部の五十嵐ひで子氏

 

その後、東日本大震災・原子力災害伝承館の見学、震災遺構請戸小学校を視察しました。請戸小学校の児童、教職員は速やかな行動により全員が助かったそうです。

津波は校舎の1階を覆う高さに達した

 

震災遺構として残された請戸小学校の周りは津波で流され、あたり一面何もなくなっていましたが、こうして訪問・見学することで、私たちも新たな気づきにつながり、継続して活動することの大切さを学んだ2日間となりました。