災害時をイメージして、その対応策をみんなで考える ~第4回連合東京VST研修会~

掲載日:2022年7月19日

第4回目となる連合東京VST研修会は「首都直下地震に備えて災害ボランティアとしてできること」をテーマに、7月16日(土)に開催しました。

東京災害ボランティアネットワークの福田事務局長を講師に、被災地支援の経験に基づく具体的な話と、災害時をイメージしたグループでの意見交換を行いました。

はじめに、これまでの地震災害をもとに、自分のいのちを守るのと同時に、地域で無事な人が助け出す、そのためには日頃から地域の付き合いが大切なことを話してくださいました。

福田事務局長による講演

 

その後、地図ワーク体験として、東京都域の地図が示され、主要幹線道路や山手線、更には東京都の被害想定をもとに、災害が起きると交通規制の対象になること等、地図上に様々な情報を入れていくことで、視覚的にイメージすることができました。

続いて、クロスロードプラスワン体験は、災害シュミレーションプログラムとして、災害時をイメージしながら自らの問題として考え、また様々な意見や価値観を参加者同士で共有することを目的とするものです。

意見を出し合うメンバーたち

 

参加者はあるお題に対して、A案の行動かB案の行動か判断し、なぜそう思ったのかをグループで話し合って、更にもう一つの案(プラスワン)C案を考えるというものです。

グループで出された考えを発表する

 

お題に対する正解はなく、実際の災害現場ではこれらの判断について、限られた少ない時間の中で協議し、合意していくことが大切です。そのためにも、さまざまな人と意見交換し、多様な価値観に気づくことが重要であり、とても有意義な研修となりました。